ベルウィックサーガ １人１マッププレイレポート

＊５章〜７章＊

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＊残っているユニット＊

●騎士団入りするユニット、◆騎士団入りしないユニット、★特定のマップでしか使えないユニット、灰色：既に使ったユニット

第５章　城砦防衛

１．オルウェン

　【戦力強化】

　　・食事：エビと茸のマリネ（回避＋５、精神＋３）

　　・ドーピング：なし

　　※以下、パラメータはすべて上記補正込みのもの。

　【初期パラメータ】

　　・基本パラメータ−ハイプリースト　ＬＶ１２　ＨＰ２３　筋力０　俊敏５　防御０　精神１２　移動 ３　神官

　　・武器技能−神聖１８、炎１、風１、雷１

　　・スキル−上級装備、帰還

　【初期アイテム】

　　・ジャヌーラ、レンジヒール（１５）、エスケープ（６）、ナース（１２）、マナディル（１２）、ウインドストーム（６０）、白虎の腕輪

　【詳細パラメータ】

　　・ウインドストーム＆白虎の腕輪装備時−攻撃１５×３　防御０　命中７１　致命０　戦速５　回避０

☆ユニット選択理由

　ここは、おそらく序盤の最難関マップだと思います。僕自身、ベルサガを初めてやった時、このマップで一度やる気をなくしかけました。とにかく敵が恐ろしく多い上に、シノン騎士団に目もくれず、ひたすら拠点や市民を狙う敵がいるので、攻撃が追いつかないのです。かといって、マーセルを仲間にする条件が市民を全員生存させることなので、市民を無視するというわけにもいきません。

　で、この１人１マップにおいても、セネやダウドに関しては、仲間にせず、そのマップで使ってしまうという戦略で対処しましたが、マーセルの場合、ほっといても友軍状態で戦ってくれるわけですから、このマップでは使わない方が得策でしょう。

　ですが、前述の通り、市民だけを狙ってくる敵もいるので、とてもじゃないですが攻撃が追いつきません。よって、ここは市民がやられる前に、ライアークを速攻で撃破するしか道はないでしょう。

　ということで、このマップを担当するユニットの条件は「ライアークを速攻で倒せること」の１点に尽きます。抜け道を使えば、ライアーク以外と戦う必要はないので、耐久力や移動力といった要素は不要です。

　しかし、このライアークを速攻で倒すというのが非常に難しく、物理攻撃系ユニットでは、おそらくシェルパしか無理でしょう。となると、やはり魔法攻撃ということになるのですが、アイギナでは精神値の関係でちょっと厳しいですし、それだと「王女と傭兵」でシェルパを使うことになるので、意味がありません。

　さて、どうしたものか…という時にふと思い浮かんだのが、オルウェンの存在です。普通オルウェンを攻撃役として使うことはあまりないと思いますが、一応精霊魔法を使うことができます。そして、さすがハイプリーストというべきか、高い精神値を持っているのも見逃せません。

　これは革命的な案でした。５章のオルウェン１人クリアは、今回の１人１マップの中でキモとなる戦略の１つといっても過言ではないです。

☆出撃前準備

　・リネットの手紙を読みます。

　・使わないアイテムを倉庫に入れます。また、合成素材を工房に預けておきます。

　・不要なアイテムを売ります。

　・傭兵ギルドにボルトス捕縛の報告をします。

　・オルウェンを雇用します。

　・ウインドストームを購入します。

　・消失の魔石を購入します。

　・４章終了直前のデータを利用して、オルウェンにエビと茸のマリネを食べさせます。

　・所持金：４８２１０Ｄ→４７７３９Ｄ

☆レポート＆攻略法

１．速攻でライアークを倒す戦術

　戦略はただひとつ、速攻でライアークを倒すことです。そこで、まずライアークのパラメータを見てみると、HPが35で防御が12+20（盾率73%）、魔法防御が3、回避は0となっています。しかもポーション�Uを持ってますし、物理攻撃で速攻撃破するとなると、かなり困難なのは容易に想像つくでしょう。

　そこで、オルウェンの魔法を使うという戦術になったわけですが、それでもHP35、魔法防御3を打ち破るためには、攻撃力38が必要です。さすがにこれは厳しいので、当初は料理を使って致命攻撃に賭けるしかないと思っていました。

　しかし、ふと思いついたのが、風魔法の存在です。風魔法は相手の魔法防御に影響されやすいので、ライアークのように魔法防御がある敵には効果的ではないような印象がありますが、そこをカバーするのがオルウェンの高い精神値。ウインドストームであれば、１回あたり１２ダメージでいいことになり、すなわち攻撃力15＝精神12があればいいことになります。

　オルウェンの精神値は9なので、不足は3。精神+3の料理を使うか、もしくは精神+1の料理と司祭の腕輪で条件を満たすことができます。司祭の腕輪はどっちにしろ買う予定だったので、ひとまず精神+1の「茸のパピヨット」を食べて、出撃しました。

　この場合、オルウェンの行動は店へ移動→？民家→ライアーク撃破となりますが、この場合５ターン必要になります。実は何を思ったか、オルウェンを軽兵と勘違いしていたため、店に寄っても４ターンでいけると思ってたんですが、これは間違いでした。とはいえ、どっちにしてもウインドストーム３連発を当てる確率が低く、５ターン目のセーブを使うつもりだったので、これは特に問題とは考えていませんでした。

　しかし、実際にやってみると、５ターン目までに市民が６〜７回攻撃されてしまい、全員生き残るのはほぼ絶望的ということが判明。敵と市民の組み合わせによっては、一撃でやられないケースもあり、確率的には２％程度といったところでしょうが、このチェックが１ターン目にあるならともかく、ほとんどは４ターン目。さすがに４ターン目に２％の吟味をするというのは、かなり厳しいものがあります。

２．４ターンでクリアするために

　そこで、４ターンでクリアする戦略に変更。この場合、店に行けなくなってしまいますが（計画では行ける予定でしたが…）、仕方ありません。「エビと茸のマリネ」で精神＋３を獲得し、命中率を上げるために白虎の腕輪を装備。

　２ターン目に？民家に入るためには、オルウェンを５・８・９のいずれかに配置する必要があるため、ここは一番小さい５番を選択。残りの４人は適当にリース・ウォード・エルバート・クリスとしました。

　まず、リースとオルウェン以外は、ただマップ左上に逃げるだけです。４ターン目までに敵が辿り着くことはありえないので、特に何の戦略も必要ありません。

　次に、オルウェンの動きですが、これも簡単で、２ターン目に？民家に入り、４ターン目の頭にライアークを撃破するだけ。ここで倒せればクリア、倒せなければリセットということになります。

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　最後にリースの動きですが、これが一番厄介。マーセルに話しかけると自軍扱いになってしまうため、話しかけるのはライアークを撃破する直前、つまり３ターン目のラストしかありません。

　５人出した場合、最後の自軍ユニットが動くまでに、前線の敵ユニットは全員行動終了するので、リースの行動後にリースやマーセルが攻撃される心配はありませんが、それでも３つの問題が絡んできます。

　第１の問題は、３ターン目までにリースが攻撃されないのが難しいということです。動きとしては、１ターン目にウォード初期位置、２ターン目にムンバ初期位置の右下へ移動するのですが、ここだと３ターン目に攻撃されてしまう可能性が極めて高いです。稀にうまくいく場合もありますが、後述の２つもあるので、ここはどうにかしたいところ。

　そこで、これまで温存してきた「消失の魔石」を投入します。たまに２ターン目にムンバが動かないことがあり、その場合ムンバの隣になってしまうので使えませんが、８割方動いてくれるので、２ターン目終了時にリースが隠れた状態に持っていくことができます。 ただ、消失の魔石は貴重なアイテムなので、２ターン目終了時に敵がリースに攻撃できないような位置にいる場合は、魔石を温存します。敵はマーセルか同盟軍を狙ってくるので、攻撃範囲にさえ入ってなければ、リースの方に向かってくることはありません。

　とにもかくにも、こうなれば、敵はマーセルか同盟軍かガーシュを狙うので、リースの方に来ることはほぼありません。第１の問題は、ほぼ解決できたと言えるでしょう。

　第２の問題は、マーセルに話しかける際に、リースの進路を敵に塞がれると詰んでしまうということです。これは運としかいいようがないのですが、成功率は４割弱でしょうか。もっとも、これは５ターンでクリアする場合も絡んでくる問題なので、５ターンクリアパターンだと、さらに厳しくなるということです。

　第３の問題は、４ターンでクリアしても、市民が２回攻撃されてしまうということです。このうち１回は当たっても大丈夫な攻撃なので、実質１回避けてくれればいいんですが、それでも３ターン目に回避チェックが入るというのは厄介です。ちなみに回避する確率は５６％。

　すべてを合わせると、成功率は２０％程度といったところでしょうか。これにライアークを倒せる確率３６％が入るので、全体では７％程度。十分低いですが、それでも２％よりは遥かにマシ。チェックが１ターン少なくて済むというのも大きいです。

ＥＸ．５章で詰まった方へ

　 ベルサガをやっていて、５章で詰まったという方は結構多いのではないかと思います。ただ単にクリアするだけなら、そこまで難しくはないかもしれませんが、マーセルを仲間にするとなると、かなりの難易度になってしまうことは否めません。

　しかし、この１人１マップで使った戦術を用いれば、簡単にクリアすることができます。１人１マップでは「リースや自軍ユニットになった後のマーセルが攻撃されてはいけない」とか、「市民のサポートがまったくできない」といった理由から難しくなってますが、普通にやる分にはリースやマーセルが攻撃されることはまったく問題にならないし、市民のサポートも５ターン目までならさほど難しくないので、５ターン目のセーブも使えます。

　唯一、住民依頼「親心」だけは達成できませんが、他の依頼は十分達成できるし、腕輪も購入できるので、普通にやる分には十分だと思います。なので、詰まった方はぜひ試してみてはいかがでしょうか。

　…もっとも、そういう方がここを見ているかは疑問ですが（笑）

☆使用アイテム

　・魔法系−ウインドストーム（３）

☆感想

　 戦術としては、いかにも極限って感じでいいんですが、実際にやってる間はつまらないことこの上なし。やり始めてからは、戦略も何もあったもんじゃないですからねぇ。ひたすら「避けろ！」「当たれ！」ばっかですから（笑）

　そんなわけで、ほとんど別作業しながらやってました。敵のフェーズがやたら長いんで、結構効果的なんですよ。市民に対しては「ああ…ヴェリアさま…」とか言ってないで、さっさと左上へ逃げろと言いたいところではありますが、魔石も使わずクリアできたので、まぁいいことにしましょう。

　ちなみに５時間ぐらいかかりました。オルウェンの命中判定は３回目で成功したので、まぁだいたい期待値通りなのかな。

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