ファイアーエムブレム 紋章の謎
真・1人1マッププレイレポート
このたびは、「ファイアーエムブレム 紋章の謎 真・1人1マッププレイレポート」をご覧いただき、ありがとうございます。 まずは本ページに記載されている「説明書」の項をお読みいただき、根幹の部分だけでも理解してからレポート本編をご覧いただければと思います。 ティアサガの1人1マップレポを読んだ方も、若干ルールに違いがありますので、軽く読んでもらえると助かります。 |
◆1人1マップクリアとは 1人1マップクリアとは、「全員1マップしか戦闘参加せずにクリアする」というものです。例えば1部1章でシーダを使ったら、他のマップではシーダは一切使えないということになります。 ちなみに、紋章の謎は2部構成ですが、1部と2部はトータルで考えます。つまり、1部で使ったユニットは2部では使えません。また、「終章2 竜の祭壇」は3マップとして扱います。
◆1人1マップクリアの目的 本作では、普通にプレイしてると半分以上は2軍落ちで、一部の主力ユニットで押し切ってしまう、という戦い方をしている人がほとんどだと思います。また、ユニットによって強弱がはっきりしているので、使われるユニットも偏りがち。よほどのこだわりがなければ、ビラクやマチスを使う人はいないでしょう。 しかし、せっかくいろんなユニットが用意されているのだから、全員使いこなしてみたい。そんな思いからスタートしたのが、この「1人1マップクリア」です。
◆1人1マップクリアの醍醐味 1人1マップで一番おもしろいのは、どのマップで誰を使うかを考えることです。例えば「2部8章 ソウルフル・ブリッジ」はシーダとカシムの2人でクリアしますが、ただ「2部8章をシーダとカシムでクリアする方法を考えてください」という問題を出されたとしたら、答えにたどり着くのはさほど難しくはないと思います。 しかし、2部8章をクリアできるユニットはもちろん他にもいるので、その多数ある選択肢の中からシーダとカシムを選択するという結論は、作品全体を考えないと出てきません。こういった全体を見据えた攻略を考えるというのが、1人1マップの一番おもしろいところ です。
◆紋章1人1マップの特徴 「紋章の謎」は、全44マップに対し、ユニット数は60人。ユニットなしでクリアできるマップはないので、最低でも28マップは1人でクリアしなければなりません。しかも、1人1マップしか使えないということは、必ず初期パラメータからのスタートとなるので、言い換えれば「初期パラメータのユニット1人で28マップ以上クリアしないといけない」ことになります。 ティアサガでは、盾や必殺武器・スキルなどでカバーしていましたが、紋章にはそのような便利なものはありません。また、作品の難易度もティアサガよりだいぶ高いと思います 。 しかし、紋章ならではの有利な点もあります。まずはワープとオーブという最終兵器の存在。回数や使用できるマップが限られているとはいえ、効果は絶大なものがあり、これらをうまく使いこなすことが大きなポイントになります。 そして、なによりSFC初期のソフトであるためか、敵の行動パターンがものすごく単純です。詳しくはレポート本編で記述しますが、改めて紋章をやってみて、ここまで単純だったのかとびっくりしたほどで、ここを突かぬ手はありません。
◆何をすると「戦闘使用」に該当するのか 「1人につき1回しか戦闘に参加できない」といっても、「戦闘参加」の定義はなかなか難しいところです。本作では、以下のものを戦闘参加行為とみなすことにします。 ●敵に攻撃する/される ●敵の進路を塞ぐ/誘導する/増援を塞ぐ ●杖を使う/踊る ●扉を開ける/跳ね橋を上げる ●戦闘使用ユニットにアイテムを渡す(戦闘使用ユニット側から受け取るのはOK) ●大地のオーブの使用 ●封印の盾による地竜の消滅
◆何は「戦闘使用」に該当しないのか 逆に、「戦闘使用」に該当しない主な行動としては、以下のものが挙げられます。 ●制圧/話す ●支援効果の授与(大地のオーブによる支援もOK) ●道具の使用(初期レベル10以上であれば事前にクラスチェンジしておくことが可能) ●非戦闘使用ユニットとのアイテム交換(主にマップ途中で仲間になるユニットの武器回収を行う)
◆真・1人1マップクリアとは 真・1人1マップクリアは、1人1マップクリアに加え、以下の条件を付与したものです。 ●ベストエンディング到達 ●パラメータアップアイテム使用禁止 ●闘技場使用禁止 ●裏技使用禁止 普通は何らかのやりこみを実施済で、それに追加条件をつけて攻略した時に「真」をつけるものだと思いますが、今回の条件がティアサガの「真・1人1マップクリア」に近いものだったので、この際どうせなら「真・1人1マップクリア」の定義みたいのも作ってしまおうか?ということで、こんな感じにしてみました。 裏技に関しては、当然ひどいものは普通の1人1マップでも禁止されるべきだと思いますが、まぁものによっては使ってもいいのかなということで。「真」ではあらゆる裏技を禁止してますってことだけご理解いただければと思います。
◆紋章の特別ルール「変身禁止」 ティアサガは兵種に変身するだけなので、変身対象のユニットを使っているわけではないと考え、変身を許可していました。しかし、紋章の変身は変身対象のパラメータも引き継ぐので、例えば前のマップで使用済の高レベルユニットに変身なんてこともできてしまいます。さすがにこれでは1人1マップとは言えないので、このルールを設けました。
◆敵の行動パターンについて レポート本編に入る前に、本プレイで非常に重要な要素を占める敵の行動パターンについて解説しておかなければなりません。 敵の行動パターンは、大きく以下の6つに大別されます。保守接近型や保守待機型はたまに出てくる程度なので、この中で重要なのは「接近型」「索敵型」「待機型」の3種類 。接近型でなければ各個撃破できるので、接近型の敵がどれだけいるかというのが、最も重要なポイントになります。
◆レポート本編について 本作のレポートは、「Standard Edition」と「Short Edition」の2つがあります。 それぞれの特徴は以下の通りとなっていますので、好きな方をお読みいただければと思います。 ●Standard Edition ユニットの選択理由や敵のリストなど、「トレースすれば誰でもクリアできる」というレベルをめざして書いてあり、筆者の試行錯誤や本攻略の難しさなども感じていただきやすいのではないかと思います。ただし、その分長いのが難点。 ●Short Edition 短くまとめているので、読みやすく仕上がっていると思いますが、情報量はかなり不足しています。例えば、なぜそのユニットを使うのかとか、具体的にどう行動するのかとか、そういったことまでは書いていません。 ただ、各マップごとにStandard版へのリンクが貼ってあるので、基本Short版で読みながら、詳細を見たいマップだけリンクをクリックしてStandard版を見ていただくというのもありかと思います。
◆プレイ環境 バーチャルコンソール版でプレイ。SFC版との違いは特に感じませんでした。 |
- Standard Edition -
- Short Edition - |