ファイアーエムブレム 烈火の剣
1人1マッププレイレポート
このたびは、「ファイアーエムブレム 烈火の剣 1人1マッププレイレポート」をご覧いただき、ありがとうございます。 本作は、トラキア以来、約1年半ぶりの新作となります。実はこの間、1人1マップとは異なる、まったく新しいスタイルの攻略を考えていたんですが、なにせあまりにも先が長く、なかなかやる気が起きませんでした。 そんな折、ふと積みゲーになっていた烈火をやってみたところ、これがなかなか面白く、「これ簡単に1人1マップクリアできそうじゃね?」なんて思いが沸いてきたので、さくっと攻略してみることにしました。(実際はそんなに甘くなかった…) まずは本ページに記載されている「説明書」の項をお読みいただき、根幹の部分だけでも理解してからレポート本編をご覧いただければと思います。 |
◆プレイ条件 「リン編・ハード→エリウッド編・ノーマル」で進めます。リン編はノーマルだとチュートリアルで余計にユニットを使ってしまうのでハード。エリウッド編・ハードやヘクトル編は、おそらく攻略不可だと思います。
◆1人1マップクリアとは 1人1マップクリアとは、「全員1マップしか戦闘使用せずにクリアする」というものです。例えば序章でリンを使ったら、他のマップではリンは一切使えないということになります。ニコニコでは「使い捨てプレイ」という名称で親しまれているようで、ぶっちゃけそっちの方がわかりやすいなぁとは思いつつも、今更変えるのもなんなんで、このタイトルになってます。 ちなみに、リン編とエリウッド編を通して1つの作品として考えるので、リン編で使ったユニットは、エリウッド編では使えません。また、終章は前後半別のマップとして扱います(つまり両方アトスを使うことはできない)。
◆烈火1人1マップの特徴 烈火の1人1マップは、他作品に比べてシンプルで、1人1マップの入門編として最適だと思います。1人1マップクリアをやってみたいという方がいたら、ぜひ最初に烈火をやってみてほしいと思います。間違ってもいきなり紋章とかに手を出すと、嫌になって投げ出すことうけあいです(笑
◆烈火の1人1マップがシンプルである理由 1.ユニット配分が確定している 1人1マップクリアで一番頭を悩ませるのは、なんといってもユニット選択です。あちらを立てればこちらが立たない…というような事態によく遭遇します。 では、さっそく烈火の全体像を見ていきましょう。ガイツ加入条件を満たすのは不可能なので、ユニット数は全部で40。うち5人は初期状態では攻撃できないので、攻撃可能ユニットは35人です。 一方、マップ数は全部で34。うち攻撃可能ユニットなしでもクリアできるマップが2つあるので、攻撃可能ユニットが必要なのは32マップ。よって、3マップだけ2人使うことができ、他は全部1人でクリアすることになります。 ここで、18章・26章は攻撃可能ユニットが2人いないとクリアできません。これはマップの構造上どうしようもなく、仮にアトスがいたとしても、1人では難しいと思います。また、ニノは1人でクリアできるマップがありません。 この時点で、全マップのユニット配分が確定します。18章・26章・ニノ使用マップが2人。他は全部1人。 これが何を示すかというと、例えば、1人1マップクリアでは「強ユニットを使えば1人でクリアできるが、使わなくても2人使えばクリアできる」というようなケースによく遭遇します。こういう場合、どちらを選ぶか非常に迷いますが、本作ではユニット配分が確定している以上、強ユニットを使って1人クリアという選択肢しかありません。なので、考えるのが非常に楽です。
2.リン編とエリウッド編は独立している 烈火は全体だと34マップの長丁場です。しかし、リン編は全11マップに対し攻撃可能ユニットが11人なので、必然的にリン編で加入する攻撃可能ユニットは全員リン編で使うことになります。 なので、リン編とエリウッド編で切り離して考えることができ、全体像がだいぶシンプルになります。
3.ユニットが少しずつ加入する 例えば紋章1部の場合、1章だけで7人、4章までに22人ものユニットが加入します。そのため序盤からユニット選択の幅が広く、全体を見据えて綿密に計画を練らなければなりません。 しかし烈火の場合、最初はリン1人だけで、1〜2章はケインとセント、3〜4章はウィルとフロリーナしかいないので、ここまでは単純な2択になります。終章2マップもアトスとレナートの2択です。 さすがにここまで極端なのは最初と最後だけですが、例えばエリウッド編の11〜16章を取ってみても、全6マップに対し攻撃可能ユニットは8人だけ。さらにレベッカはどこもクリアできず、マーカスを残すべきなのは明らかなので、残り6人の組み合わせだけ考えればいいことになります。 こういった「選択肢が少ない」傾向はずっと続くので、各局面に区切ってユニット選択を考えることができ、非常にわかりやすいです。
4.難易度が低い 計画を立てるのが簡単でも、突破率が低いとなかなかやる気になれませんが、本作は少なくとも僕がやった1人1マップ(ティアサガ・紋章・トラキア)の中では一番簡単で、リセット地獄に悩まされることはほとんどありませんでした。シンプルというのとはまたちょっと違う気はしますが、実際やる上では非常に重要なことです(笑
◆何をすると「戦闘使用」に該当するのか 「戦闘使用」の定義は、なかなか難しいところです。本作では、以下のものを戦闘使用行為とみなすことにします。上2つはいつも通りの基本ルールで、メインはこの2つです。例外として、8章のオープニングイベントでリンがロングアーチに攻撃されますが、これは対象外とさせていただきました。 3つめは、マリナスの存在意義を出すために加えました。例外として、進撃準備が使えるようになるまでに、章使うユニットに事前にアイテムを渡すことや、1ターン目に加入する新規ユニットにアイテムを渡すこと(例:3章のウィルやフロリーナ)は可とします。 ●経験値の入る行為(敵に攻撃する/される、杖を使う/盗む/踊る/奏でる) ●戦闘に準ずる行為(敵の進路を塞ぐ/誘導する/増援を塞ぐ/フレイボム・光の結界の使用) ●アイテム交換(例外あり)
◆何は「戦闘使用」に該当しないのか 逆に、「戦闘使用」に該当しない主な行動としては、以下のものが挙げられます。この中で一番ポイントになるのは、やはり救出が可能な点でしょうか。これを可能にしないと17章でユニットが必要になり、確実に足りなくなるので、今回は解禁とさせていただきました。 ●制圧/話す ●村訪問 ●鍵開け ●救出/引受け/引渡し
◆その他の付加条件 追加で、以下の条件を付与しています。ドーピングは当初使う予定でしたが、使わなくてもできたので、条件に加えました。29章外伝は、なんとなく行かない方がやりくりが面白いかと思いまして。裏技はそもそもどんなのがあるかあまり知りませんが、とりあえず裏技の類は使ってないよということで。 ●全員加入・生存 ●パラメータアップアイテム使用禁止 ●29章外伝には行かない ●裏技使用禁止
◆攻撃不能ユニットの使い方 烈火における攻撃不能ユニットは、完全なサポート要員です。 例えば紋章の場合、ワープによって劇的に戦局が変化するので、シスターはサポート要員ではなく、むしろシスターありきでもう1人を考えるという、どちらかというとメイン側に位置付けられていました。 それに対し、本作では、セーラ・プリシラは武器レベルの関係で回復役に限定され、ニニアン・ニルスのサポートは強力ですが1ターンで効果が切れる・自分が攻撃されるとほぼ即死など制約が多く、マリナスは言わずもがなで、いずれもサポート要員としての枠を出ません。ぶっちゃけアイテム交換が戦闘使用に該当しなかったら、セーラ・プリシラ・マリナスは不要です。 なので、基本的には攻撃可能ユニットをベースに考え、1人じゃ苦しいなと思ったらサポートとして投入する、というような使い方になります。
◆レポート本編について 本作のレポートは、入門編であることを意識し、ユニット選択について、特に詳しく記載しています。
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